音楽あれこれ
2024年5月6日
ラ・フォル・ジュルネtokyo2024
今年も家族で行ってきました。
今回のテーマは「origines(オリジン)ーすべてはここからはじまった」という事で、中世・バロック・ルネサンスなどの古楽からジャズに至るまでの流れやルーツを紐解くプログラムや、音楽史の流れを変えたパイオニア作品など、様々な作品が紹介されていました。
私達はクリスティアン・アンミンク指揮、兵庫芸術文化センター管弦楽団、辻彩奈(vl)さん出演のコンサートを聴きました。
1曲目「ワーグナー作曲ジークフリート牧歌」は妻コジマの誕生日のプレゼントにワーグナーが作曲した作品。"ジークフリート"は息子の名前です。
牧歌の名前の通り穏やかで清々しい音色に、ワーグナーの妻コジマや息子への温かな愛情を感じさせる作品でしたが、そのあまりの心地良さに私の周りの観客は大人も子供もほぼ全員が"夢の中へ…"(笑)
それだけ心地よく美しい音色でした。
2曲目、いよいよ辻彩奈さんが登場し「メンデルスゾーン作曲ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64」を演奏されました。
この曲はベートーヴェン、ブラームスの作品とともに"三大ヴァイオリン協奏曲"と称され、言わずと知れたメンデルスゾーンの超有名曲ですが、冒頭いきなり独奏ヴァイオリンがテーマを演奏すること、第1楽章にメンデルスゾーン自身が書いたカデンツァが置かれていること、3つの楽章が切れ目なく演奏されること、などそれまでの協奏曲というジャンルには無かった新しい試みがなされています。
辻さんの奏でる艷やかな音色と、確かな技術に裏打ちされたパワフルな演奏に、会場は拍手が鳴り止みませんでした。
会場の国際フォーラムでは沢山の屋台が出ていて、5月の初夏を思わせる爽やかな天気の中、食事をしながら屋外コンサートなども楽しみました。
2023年12月29日
AIピアノで「第九」
年末になるとあちらこちらでベートーヴェンの交響曲「第九」が演奏れますが、ネットのニュースで気になる記事を見つけました。
先日サントリーホールでは指や手足などに障がいのある方3人が"AIピアノ"でプロのオーケストラと一緒に「第九」を演奏した、というものです。
きっかけは、脳性まひで両手足を自由に動かせない方が1本指で懸命にショパンのノクターンを演奏している姿を、音楽プロデューサーの高橋幸代さんが見かけた事。
YAMAHAと東京芸術大学が開発した「だれでもピアノ」は、ピアノを弾くのに合わせて伴奏とペダルが自動で追従するAIを搭載したグランドピアノ。
AIは鍵盤を弾くタイミング、強度、演奏のスピードなどを認識し、それに合わせて伴奏音などが自動演奏され演奏者をサポートするのだそうです。
映像では脳性まひの女の子など障がいのある3人がそれぞれ猛特訓の末に「第九」を演奏している姿が映っていて、演奏後には皆さん「長年の夢が叶った。とても楽しかった。」とおっしゃっていました。
これまで音楽が好きでも演奏する事を諦めていたような人達が、科学や技術の発展のお陰で演奏を楽しめるような世界が今後も続いていくと良いなと思いました。
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