音楽あれこれ

2026年6月29日

国立音楽大学創立100周年

私の母校でもある国立音楽大学は、今年創立100周年を迎えました。
1926年(対象5年)に前身となる「東京高等音楽学院」が創立。
1950年(昭和25年)に「国立音楽大学」となり、
その後1978年(昭和53年)に現在の立川市に移転し現在に至ります。

先日、創立100周年記念事業のメイン企画「くにおん100フェス!」が
2026年6月26日から3日間にわたり開催されました。
サントリーホールで開催された「Grand Gala」コンサートでは
卒業生である作曲家の久石譲氏に委託した「The East Land Overture」が世界初演されたり、
ヴァイオリニストの徳永二男さん、漆原啓子さん、テノール歌手の錦織健さん、
など世界中でご活躍されている音楽家の皆様がご出演され、
祝祭の華やかな雰囲気の中母校の歩みに思いをはせる特別な時間となりました。


 

2025年11月16日

バレエ「シンデレラ」

先日、子供達と一緒に牧阿佐美バレエ団の公演「シンデレラ」を鑑賞してきました。
ダンサーの方々の踊りやプロコフィエフの音楽も素晴らしかったのですが、今回私の中で一番興味深かったのが「マイム」でした。
「マイム」とはダンサーが言葉を使わずに気持ちや出来事を伝える動きの事です。例えば、
・頭上を高く指す→「天国」
・両手を胸で交差する→「お母さん」
・左手の薬指を指す→「結婚」
・手を頭の上で横に動かす→「王様」
などです。
恥ずかしながら私はこれまでマイムの意味をあまり知りませんでした。
オペラと違い台詞が無いバレエでは一連の動作の中にマイムが隠れていて、マイムの意味が分かった事で、
登場人物の心情がとても生き生きと伝わってきて、ぐっと作品の中に入り込むことができました。






2025年5月6日

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025

 フランスで始まった世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」。『熱狂』を意味するこの音楽祭は日本では近年GWに東京フォーラムで開催されるのが定番となりました。
 今回私は、小林愛実さんとダヴィッド・カドシュがそれぞれ、ローベルト・シューマン、クララ・シューマンのピアノ協奏曲を演奏するコンサートを聴きに行きました。
小林さんは、これから演奏する情熱的な協奏曲のような真っ赤なニットのパンツスーツで登場されました。
 そして演奏が始まると、冒頭のテーマの第一音を聴いて私の心は鷲掴みされました!なんてクリアーな、全く不純物の無い氷のような、それでいて少しでも触れたら壊れてしまいそうな儚さのある美しい音でした。その後も中間部はうっとりする程美しく、そしてクライマックスでは時に自身の体重を最大限に使って、小さな体でもオーケストラの演奏に負けない力強い演奏でした。
 ちなみにテーマの「ドシララ」のメロディ、ドイツ語では「ド」はクララの頭文字と同じ「C」と書くため、このメロディは「クララ」と愛する妻に語りかけているのです。そしてこのテーマは曲中で何度も何度も登場します。ローベルトの妻クララへの愛の深さが想像できますね。
 カドシュが演奏したクララ・シューマンの協奏曲は彼女がまだ13歳だった頃から作曲が開始され、少女時代から天才ピアニストとして名を馳せたクララらしく、ピアノ独奏の技巧的なパッセージが随所に見られました。オーケストラパートにはローベルトの助言も反映されたとも言われているそうですが、私には第二楽章から第三楽章への導入部分のティンパニが、ローベルトの協奏曲の冒頭を彷彿とさせられて面白かったです。
 カドシュの演奏もピアニスティックな上品な音色と華麗なテクニックで、終始惹き込まれました。

ブログ

1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031
QRコード
携帯用QRコード